癌になって気づいたこと

今年も、日帰り人間ドックに行ってきました。
とりあえず異常なし! 良かった〜♫
 
10年前、ちょうど30才のとき私は癌を発見しました。
当時長男が4才、次男は1才。
まだ次男は授乳中。でも、なんか授乳中にいつも違和感を感じていました。
 
長男の時には感じなかった違和感。
なんか授乳するたびに感じるのは 腹部に虫が蠢く感じ。
 
そんなある日、ふと仰向けになって、違和感を感じるお腹をぐぅ〜っと押してみると
ん??なんかある??
ゴムボールみたいなもの。
もう一度押すと ムズムズ〜って虫が蠢く感じがした。
 
実の母親に話したら、「便秘なんじゃない?」って軽くあしらわれたけど、
念のために産婦人科に行ってみた。
 
医者:「出産したばかりなのにそんなわけないですよ…」
 
   「ん〜、結構大きいですね。でもこういうのは8割がた良性ですけど…」
   「でも大きさ的に摘出の必要があるので、大学病院紹介しますね。」
 
そして検査をするにつれ、
「悪性も否定できません…」とのこと。
 
えっ、まさか…。って当時は本当にネットで色々情報を探した。
まだ子供、小さいし。。まだ死ねない。。
まだまだ成長も見たいし、何より子供たちに悲しい思いをさせたくないし。
 
結果的に私は卵巣癌で、卵巣と子宮と網まくなど摘出。
術後は抗がん剤で、飛んでいるかもしれない癌を治療。
 
あれから10年。私は今も元気。
でも毎年、人間ドックはちょっと怖い。
 
あれから…
毎日当たり前と思ってた日常が、すごく貴重なものに思えてる。
 
寝顔を見ている時とか
運動会で頑張っている姿を見ている時とか
「いってきまーす」って手を振って出かけてく時とか。
 
 
息子の小学校入学も見れたし、今年もディズニーに行けたし、
なんだかんだで中学生になったし!とか。
 
私はバカだから、きっと病気にならなかったら気づかなかったと思う。
そして今日も異常なし!って言われて
明日からまたバカに戻るのかも。
 
病気になって初めて、今日と明日は同じとは限らないって気づいて、
後悔しない人生を送ろうって決めて、
子供には、親がいなくなっても自立できる子供でいてほしいって願って。
 
まぁでもね、年々欲も増えるんだよね。
そしてもうすぐ期末テスト。
 
 
息子「お母さ〜ん、ちょっとこの問題、おかしい‼︎  意味わかんない‼︎」
母 「はぁ〜?? 問題じゃなくて、あんたがおかしいんじゃない??」